2023年9月から10月まで行われるラグビーワールドカップで日本代表の主将をつとめるトヨタヴェルブリッツ所属の姫野和樹さん。
ラグビープレーのひとつである「ジャッカル」が得意で姫野選手の代名詞としても有名ですね!
日の丸を背負って戦う日本代表にまで上り詰めた姫野和樹さんですが、幼少期の頃に大変な苦労を経験していた方だったことはご存知でしたでしょうか?
今回は姫野和樹さんの経歴と家族構成を調査いたします!
人生はトライの連続!
姫野和樹の生い立ちが凄絶
引用:VERBLIZ NEWS
姫野和樹さんは愛知県名古屋市で生まれ育ちました。
と雑誌インタビューで語っています。
幼心にも貧しさを実感するほど生活は厳しかったようですね。
どのような生活だったのでしょうか?
姫野和樹の家族構成
姫野和樹さんの家族構成は
- 父
- 母
- 長女
- 長男(姫野和樹)
- 次女
の5人家族。
父は日本人で、母はフィリピン人です。
姫野和樹さんはフィリピンハーフだったんですね。
貧しかった幼少期
姫野和樹さんは赤サビだらけの外階段がある古い木造アパートに高校卒業まで家族5人で住んでいたそうです。
狭いうえにゴキブリが出る散らかり放題の部屋だったそうですよ。
同級生にも裕福な家庭はあまりなかったそうですが、そのなかでもウチは貧乏だと感じるくらい生活は苦しかったそうです。
それには理由がありました・・
当時お父さんは鉄工所で働いていましたが、給料が入った途端に夫婦でパチンコ屋に出かけていたそうです。
給料日直後のお金に余裕がある時には朝から晩まで家に帰ってこない日も・・
そんな日は決まってテーブルにごはん代として千円札が置かれていました。姫野和樹さんはコンビニで買うおにぎりと唐揚げがお気に入りのセットだったそうです。
なんとも切ない話ですね・・
そして、姫野和樹さんが特に心に残っているエピソードとして語っているのが給食費滞納事件です。
毎月毎月、パチンコであっという間にお金を使い切ってしまっていたのだろう。給食費もまともに払えなかった。僕は毎月必ず、先生から給食費を催促された。
職員室に呼び出されて言われるならまだマシなほうで、教室で、クラスメイト全員の前で言われたことも何度もある。子どもといえど、さすがにしんどかった。
家に帰れば、両親はお金のことでしょっちゅう夫婦喧嘩をしていた。母はいつも切羽詰まっていて、ちょっとしたことですぐヒステリーを起こした。
引用:FRAU
自分の過失ならいざ知らず,親の扶養義務放棄によって同級生の面前で給食費を催促された姫野少年・・
心に負った傷はどれほどだったでしょう。
程度の差はあれど、このような出来事は日本中で起きているんでしょうね。
人生の不条理を感じます・・
月だけが友達
ウチは貧乏だと自覚するほど貧しい幼少期を過ごした姫野和樹さん。
アパートに友達を招待して遊んだ記憶は一切ないそうです。
同級生に家を知られるのが嫌でワザと遠回りして帰ったこともあるとか・・
ネガティブな話題の的になりたくなかったのでしょうね。
子ども社会は大人社会よりも残酷な気がします。
当時の姫野和樹さんにとって家とは心安らぐ憩いの場所ではなく、ただ寝るだけの場所でした。
家に居たくなくて夜遅くまで外で遊んでいた姫野少年。
ただ友人は毎日は一緒にいてくれません。
そんな時はひとりで公園の遊具やアパートの階段に腰掛けてずっと月を見上げていたそうです・・
孤独な姫野少年に月は何を呼びかけたのでしょうか。
慈しみにあふれたものであってほしいと願うばかりです・・
ラグビーとの邂逅
姫野和樹さんは小さい時からスポーツ万能でどんなスポーツでも人並み以上にこなすことができたそうです。
天性のスポーツセンスがあったんですね!
小学生の時には野球やサッカーのクラブチームに体験入部もしたとのこと。
しかしグローブやバット,スパイクなどの用具に加えクラブチームに支払う月謝など,野球やサッカーはとにかくお金がかかります。
当時の姫野家には経済的余裕は無かったので,どちらのクラブチームにも入部は叶わなかったそうです。
そんな小学生時代を過ごした姫野和樹さんは地元である名古屋市立御田中学校に進学しました。
そこでラグビーとの運命的な出会いを果たすこととなります。
人生はトライの連続!(2回目)
入学当初はサッカー部に入部しようと考えていた姫野和樹さん。
しかしここでも経済的理由が頭をもたげます・・
そんなときに「やってみないか」と声をかけたのがラグビー部顧問の松浦先生でした。
ここが姫野和樹さんの人生における最初のターニングポイントになったことは間違いないでしょう。
その瞬間をこう語っています。
- 一発でハマった。
- 最高だった。
- めちゃくちゃ楽しかった。
まさに運命的!
一気にラグビーに取り憑かれた姫野和樹さんはその日のうちに入部を決意したそうですよ。
人生はトライの連続!(3回目)
持って生まれたスポーツセンスに加えものすごい練習量をこなしていた姫野和樹さん。
その後メキメキと頭角を現します。
中学卒業後は春日丘高校に進学しU20セブンズ日本代表に選出。
その後帝京大学に進んだのちにトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入します。
そしてついに日本代表に選ばれるまでに!
さらに2023年からは代表キャプテンを務めるまでに成長を遂げたのでした。
姫野和樹のプロフィール
引用:スマイルスポーツ
- 本名:姫野和樹(ひめの かずき)
- 生年月日:1994年7月27日
- 出身地:愛知県名古屋市中村区
- 身長:187cm
- 体重:112kg
- 最終学歴:帝京大学
まとめ
貧しい家庭で生まれ育ち、ラグビー日本代表キャプテンにまで上り詰めた姫野和樹さん。
華麗なるサクセスストーリーとして美談で語られるべきなのでしょう・・
しかし子を持つ親である当ブログ管理人の視点から見れば、どうしようもない悲劇にしか見えません。
今こうしている間にもネグレクトに悩んでいる方は大勢いることでしょう。
誰かが手を差し伸べてくれる
そんな社会であってほしいと強く思います。
姫野和樹さんが幼少時代を包み隠さずインタビューで語ってくれている理由もそこにあるのではないでしょうか?
また、
どんな環境でも自分次第で未来を切り開くことができる
ということを姫野和樹さんは伝えたかったのだと思います。
彼の勇姿を観ることによって背中を押される人、勇気をもらう人、憧れる人がたくさんいます。
幾多の困難を乗り越えた人はさらなる困難にも打ち勝つことができる
姫野和樹選手率いるラグビー日本代表はきっと歴史を塗り替えることでしょう!
みんなで応援しましょう!
ガンバレ、ニッポン!
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